~第24回 環境美化教育優良校表彰“最優秀校(協会会長賞)”受賞~
長年にわたり環境教育に取り組む松茂町立長原小学校が、第24回 環境美化教育優良校表彰の最優秀校(協会会長賞)を受賞しました。
長原小学校は、紀伊水道に面し、かつては漁業が盛んであった長原地区にあり、団塊世代が小学生であった昭和30年代には250人以上の児童が在籍したこともありましたが、令和5年度は4年生3名、6年生4名だけの小さな学校になりました。長原小学校では、児童・先生・地域が一体となり、小さな学校の特色を生かした教育を実施しています。
令和6年1月26日(金)に、東京都内のホテルで、表彰式・懇談会が開催され、全校児童7名と引率の校長先生、教頭先生などみんなで参加してきました。
この表彰は徳島新聞でも紹介されました。 詳しくはこちら
今回は、尾形徳康校長先生に受賞の喜びや長原小学校の取り組みについてインタビューさせていただきました。
松茂係長と校長先生のインタビュー

受賞の知らせを受けたときはどうだったしげ?
そして、子ども達や先生方の頑張りや努力の成果が評価されたことに、よかったなあと喜びをかみしめていました。


どんな取り組みをしたしげか?
主な活動内容として、長原小学校の裏にある海岸のゴミ拾い(海岸清掃)をがんばりました。


その海岸清掃を起点として、ごみの分別の課題が生まれ、上勝町ゼロ・ウエイストセンターを見学したり、地球環境に関して講師の先生から話を聞いたりして、学びを深めていきました。
さらに、ごみ問題について、広く呼びかけることが大切であると考え、ホームページで活動の様子を伝えたり、回収したごみを材料にしてごみアートを製作したり、流木等を工夫して楽器を作りアーティストの方と演奏したりして、環境を大切にすることを呼びかける活動を行いました。
また、令和5年2月8日の「とくしま環境学習フォラーム」(総合教育センター)では、その一連の取り組みを発表し、県下の学校教育関係者のみなさんに紹介することもできました。


長原小学校の児童のみんながゴミ拾いから環境問題についてPRするってすごいしげね〜。
そうですね。この活動には、STEAM教育家・数学研究者・ジャズピアニストと多方面でご活躍の中島さち子さんにご協力をいただきました。
中島さんは、大阪・関西万博テーマ事業「いのちを高める」のプロデューサーも務められており、環境学習に取り組む長原小学校に興味を持ってくださり、アーティストのみなさんと一緒に楽器作りに協力してくださいました。
子ども達も、アーティストのみなさんに刺激を受けて、流木等を活用して楽器を作る活動に熱心に取り組み、一人一人が楽器を作り上げることができました。
作った楽器のセッションでは、やり遂げた達成感があふれていました。


子ども達が、日常の何でもない生活の中にある環境の問題について気付くことができたことが、一番の学びだと思います。
そして、さらに学びたいことや伝えたいことを導き出し、今、自分ができることを考えて表現することもできました。
この体験が、松茂町の豊かな自然を大切にし、松茂町を盛り上げていくことにつなげることができる人に成長していくきっかけとなったらいいなあと願っています。


また、表彰式の翌日、児童・先生みんなで一緒に花やしき遊園地や浅草寺などの観光名所へも行き、とても楽しかったです。小さな長原小学校みんなで大きな東京を満喫してきました。
















































